まちづくり講座
 
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平成16年度 まちづくり講座(まちの履歴を知るコース)
 

まちの履歴を知るコースでは、“まちのなりたち”といった切り口で、講義やまち歩きを通して自らのまちを再発見し、まちの資源や魅力を育むなど、地域における自発的なまちづくり活動に取り組まれることを目的としております。

 

  

 
●講師紹介
 
田原直樹さん: 兵庫県立 人と自然の博物館(ひとはく) 次長
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 所長
1953 年福岡県生まれ
大学の建築学科卒業後、建設会社で現場監督として単調な日々を送るうち、ふとしたことから休職して青年海外協力隊に参加。アフリカ、マラウイ共和国住宅公団で設計に従事したが、勉強不足を痛感。帰国後、大学院で都市計画を学ぶ。大学院修了後、現在に至る。
近年、都市を遊ぶツールとしての「まち歩き」に注目。大阪や神戸の市街地に今なお残る江戸の痕跡を訪ねつつ、「歩く都市」について考えている。


赤澤宏樹さん: 兵庫県立 人と自然の博物館(ひとはく) 研究員
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 助手
1970年大阪府生まれ
大阪府立大学大学院農学研究科修士課程修了、農学博士
専門分野は緑地計画学、コミュニティランドスケープ
大阪の長屋で生まれ育ち、路地をこよなく愛する。住んでいる人々の生活がにじみだす「生きたまち」をデザインすべく、下町や多自然居住地域の集落を歩きまわる。

 
●講座の概要
 
   進行表(上町コース)      進行表(阿倍野住吉コース)
 
○第1日目:座学
 200年前の大阪の姿を例に、“まちのなりたち”や“名所”とは?について講義形式で講座を行いました。
 
  実施日時 平成16年9月30日(木) 19:00〜21:00(開場18:45)
  実施場所 難波市民学習センター 講堂
  受講者数 33名
 
@主催者挨拶
建設局市街地整備本部推進部まちづくり支援担当課長 北野幹夫
 
A講義
兵庫県立 人と自然の博物館(ひとはく) 次長 田原直樹さん
 

0.本日の話題

今回の講座は“まちづくり”というより“まちを楽しむ”ための講座です。
“名所図会”とは何か、そして、そこに描かれた大坂はどのようなものであったのかについて、実際の絵を見ていただき、大坂(二百年前の大阪)に逢い、現在との違いを見ていただきたいと思います。それから、この講座はまちづくりに関心のある方々がお集まりになっていますので、名所図会を説明するなかで、まちの成り立ちや、まちづくりのヒントとなるような話にも触れたいと思っています。

 

1.まちのなりたち

(1)まちのアイデンティティ
(2)歴史の地層の上の私たち
(3)都市は幾重にも層になっている/時間の堆積としての都市
(4)まちの履歴書づくり/街区割りはこうして決まってきた

 

2.名所図会を手に町を歩く

(1)名所図会を読む
(2)描かれた大阪
 名所図会に描かれている絵を紹介しながら、当時のまちなみや風俗・日常などの紹介がありました。

 

3.大坂(200年前の大阪)に逢う

今回のコースは、空堀商店街の近くを出発し、一心寺に至る上町台地を歩くコースと、熊野街道・紀州街道沿いに阿倍野・住吉を歩くコースがあります。そこで、まち歩きの見どころを少し紹介します。
200年前の大阪がどのように描かれているのか、そして現在はどのようになっているのか、次回のまち歩きでは、実際に両者を見比べてみましょう。

【 眺 】 上町コースで歩きます上町台地は眺望がよく、高津(こうづ)神社、生国魂(いくたま)神社、勝鬘院(しょうまんいん)[愛染(あいぜん)さん]の見晴台や、そこからの眺めはどう変化しているか、見どころです。
【寺町】 上町コースで歩きます中寺町にある清水寺は、京都の清水寺を真似て造られました。舞台や音羽の滝も真似て造られたのですが、現在、それらはどうなっているのか、見どころです。
【 坂 】 上町コースで歩きます上町台地には多くの坂があります。真言坂や愛染坂横の参道などは見どころです。
【逢坂】 上町コースの最終目的地である一心寺前の坂は「逢坂」という名で、「大阪」の語源ではないかと言われています。一心寺の変化も見どころです。
【 野 】 阿倍野・住吉コースの最終目的地である住吉神社は大阪の南にあって、当時の名残を残す地域です。また、隣接する住吉公園は大阪府初の公園でもあります。
 
B質疑応答
 
CHOPE事業の説明
建設局市街地整備本部推進部企画調査課担当係長 大原義信
 
○第2日目 コース1:まち歩き(上町)
 
 名所図会に描かれたまちと現在の様子を比較しながら上町台地周辺を歩きました。
 
  実施日時 平成16年10月2日(土) 13:00〜16:30(受付12:45)
  実施場所 谷町六丁目から一心寺に至る上町台地(北)
  受講者数 13名
  天  候 曇り
 

まち歩きのルートマップガイドブック

 

まち歩きの様子

前日、大阪は台風の影響で大雨に見舞われました。
まち歩き当日も午前中は雨が降っており、まち歩きが実施できるか心配でしたが、谷町6丁目の駅を出発する頃には雨は上がり、快適なまち歩きになりました。


 

まち歩きルート(谷町六丁目〜一心寺)
谷町6丁目(出発) → 楠巨樹 → 近松門左衛門墓 → 高津神社 → 中寺町界隈 → 持明院 → 生国魂神社 → 真言坂 → 大蓮寺 → 浄国寺 → 下寺町界隈 → 口縄坂 → 伝藤原家隆墓 → 勝鬘院 → 大江神社 → 清水寺 → 増井清水 → 安井神社 → 一心寺(解散)

 

一心寺では、高口長老より、一心寺の発祥についてのお話や骨仏のお話をしていただきました。
一心寺長老 高口恭行さんのお話

 
○第3日目 コース2:まち歩き(阿倍野・住吉)
 
 名所図会に描かれたまちと現在の様子を比較しながら阿倍野・住吉界隈を歩きました。
 
  実施日時 平成16年10月11日(月) 13:00〜16:30(受付12:45)
  実施場所 松虫から住吉大社に至る上町台地(南)
  受講者数 13名
  天  候 晴れ
 

まち歩きのルートマップ と ガイドブック

 

まち歩きの様子

当初のまち歩き日(10/9)は、大阪は台風直撃だったため、10/11に日を変更して実施しました。
当日は晴天で、快適なまち歩きになりました。
同日、熊野街道を歩くイベントが行われていたので、熊野街道はたいへんな賑わいでした。
田原先生の説明に耳を傾ける人も・・・。

 

まち歩きルート(谷町六丁目〜一心寺)
松虫(出発) → 海照山正圓寺 → 松虫塚 → もと熊野街道 → 安倍晴明神社 → 阿倍王子神社 → 経塚 → 伝北畠顕家墓(大名塚) → 播磨塚・小町塚 → (電車 北畠〜住吉公園) → 住吉公園 → 高燈籠 → 御田 → 住吉大社 → 楠くん社 → 後醍醐天皇車返桜 → 浅沢神社 → 大歳神社 → 住吉福祉会館(解散)

 

まち歩きのおまけ